「苦手な分野を補完」「話し相手として相談」“生成AIのメリット”をアドビ株式会社CDOが解説
笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜 20:00~20:30)。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。11月9日(土)の放送は、前回の放送に引き続き、アドビ株式会社のCDO西山正一(にしやま・しょういち)さんをゲストに迎え、お届けしました。
西山さんは、2001年にアドビシステムズ株式会社(現:アドビ株式会社)マーケティング本部に入社。製品担当やAdobe Creative Cloudのマーケティング担当を経て、2017年6月に営業部に異動し、営業戦略部(現:DX 推進本部)の立ち上げに携わります。現在はアドビの直販ビジネスおよび販売戦略立案の責任者として、アドビのDX製品をフル活用してeコマース事業の推進に努めています。
◆コンテンツの真偽を見極めるための施策
アドビがおこなった調査によると、近年急速に進化し注目を集める“生成AI”の台頭によって「オンライン上のコンテンツの真偽を見極めるのが難しくなった」と感じている人が87%いたそう。さらには、その対策を求めている人も多いとのこと。 そこでアドビは、自社の生成AI「Adobe Firefly」に“来歴情報”を付与。これにより“どこで誰が作ったのか”“途中でどんな加工がされたのか”なども分かるようになっています。 さらに、西川さんは「つい先日、アドビからコンテンツクレデンシャル(来歴情報)が確認できるWebアプリ『Adobe Content Authenticity』の無料パブリックベータ版の提供を開始しました。対応しているアプリケーションもいっぱいあって、それこそ『Adobe Photoshop』だったり、Microsoft(マイクロソフト)さんのMicrosoft PowerPointなども、情報が入っていれば画像を貼り付けると情報が確認できます」と説明します。