Googleが「開発者向けイベント」で発表!Geminiのスゴさがわかる、最新AI機能まとめ
Gemsによって関心ごとに分けてチャットを管理
OpenAIは2024年に入ってから、ChatGPTプラグインを終了し、その代わりとなる「GPTs」をリリースしました。これによってユーザーは、ChatGPTチャットボットをカスタマイズして、特定の質問に答えられる特注版をつくれるようになりました。 これに匹敵するのがGoogleのGemsで、仕組みは比較的似ています。 Geminiの自分専用インターフェイス内に、それぞれページをもつGemsをいくつも作成すれば、それぞれのGemsが、特化した指示を実行してくれるのです。 たとえば、Googleのデモンストレーションでは、エクササイズのアドバイスに特化した「Yoga Bestie」というGemsなどが披露されました。 Gemsもまた、リリースまであと数カ月はかかるので、当分はGPTsを使うしかなさそうです。
ピチャイCEOが語る「AIエージェント」への熱意
スマートフォン代わりのデバイスになると謳う米スタートアップ、Humaneのウェアラブルデバイス「AI Pin」とAIガジェット「Rabbit R1」が、消極的な受け止められ方をしてから、まだそれほど経っていません。 ですからAIマニアは、Google I/Oで、これらのデバイスが約束していた機能のGemini版が発表されるのでないかと期待していました。 つまり、ウェブサイトの情報をただまとめるだけではなく、「ウェブサイトと実際に情報をやり取りしてくれるものが登場するのではないか」と考えていたのです。 ところが、思わせぶりな情報が明らかにされただけで、リリース日も決まっていませんでした。 今後に期待 とはいえ、Googleのサンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)が行なったプレゼンテーションからは、「何歩も先を考えられる」AIエージェントを開発しようとするGoogleの意思が感じられました。 たとえばピチャイ氏は、購入した靴を返品する際に、いずれはGoogleのAIエージェントが手助けしてくれるようになるかもしれないと語っています。 「受信トレイに保存してあるレシートを探す」ところから、「返品フォームに記入」し、「集荷日を予約する」までのすべてを、ユーザーに指示されたAIエージェントが担えるようになる可能性があるというのです。 ただし、これらはみな、デモで示されたわけではないので注意が必要です。あくまでも、Googleが目指す1つのかたちにすぎません。 AIエージェントの話になると、「Geminiが○○できるようになるところを想像してみてください」というセリフが何度も繰り返されました。