Googleが「開発者向けイベント」で発表!Geminiのスゴさがわかる、最新AI機能まとめ
Googleの新しいAIモデル
Googleは、具体的な機能を強調すると同時に、新しいAIモデルのリリースと、既存AIモデルのアップデートについても、しきりにアピールしていました。 プレゼンテーションは、「Imagen 3」などの生成AIモデルから、より大型でより文脈に即したGeminiのインテリジェントビルドまで、開発者を対象にした内容でエンドユーザー向けではありません。 動画や音楽などのクリエイティブ領域に期待 しかし、興味深い点もいくつか見受けられました。特に目を引いたのが、動画生成AIツール「Veo」と、音楽生成AIツール「Music AI Sandbox」。 詳細はあまり明かにされませんでしたが、米映画プロデューサーのドナルド・グローヴァー氏や、音楽プロデューサーのワイクリフ・ジョン氏といった有名なクリエーターが「誰もが映画監督になれるでしょう」「このボックスは無限の可能性を秘めています」といった、期待に満ちたコメントをGoogleに寄せていました。 さしあたり、これらの生成AIツールのすごさをよく表しているいくつかのデモ動画が、セレブたちのYouTubeチャンネルに投稿されています。以下は、その1つの例。 開発者向けのLLM新バージョンが登場 Googleがプレゼンテーションでどうしても話題にしたかったのが、AIモデルの「Gemini 1.5 Pro」と「Gemini 1.5 Flash」です。 この2つは、おもに開発者向けのLLM新バージョンで、トークンが増加し、文脈をより正確に理解できるようになります。 一般の人にはあまり関係ないかもしれませんが、「Gemini Advanced」は注目すべきでしょう。Gemini Advancedは、GoogleのGemini有料プランとして、すでに利用可能です。 質問の実行回数が多く、開発者以外でもGemini 1.5 Proとやり取りができるようになっています。Googleドキュメント(Workspace専用機能とは別)といった各種アプリとの統合も可能で、PDFなどのファイルをアップロードすることができます。 Googleが提示した機能の一部は、Gemini Advancedのサブスクリプション契約が必要になりそうです。たとえば、ドキュメントをアップロードしてその内容についてチャットボットに質問したり、それをもとに独自のコンテンツをつくったりしたい場合です。 とはいえ、現時点で機能は何が無料で何が有料になるのか、詳細がわかってません。この点についても、Googleが今回のI/Oで求めた「見守ること」が必要でしょう。 以上が、GoogleがGeminiについて明らかにした発表の概要です。一方でGoogleはさらに、Androidに搭載されるAI新機能の発表も行ないました。 たとえば、「かこって検索(Circle to Search)」の新しい機能や、Geminiを活用した詐欺検知機能といったものです。Android 15については、2024年5月15日にリリースが発表されました。 仕事に使える!最新AI記事をチェック>> Source: Google, YouTube
遠藤康子(ガリレオ)