《ブラジル》平成そろばんアカデミー=小西リョウさん理事長杯3連覇=第64回全伯珠算選手権大会=暗算珠算十段の阿部さん来伯
ブラジル珠算連盟(斉藤良美会長)主催による「第64回全伯珠算選手権大会」が9月22日(日)、サンパウロ市ビラ・マリアナ区のサンパウロ天理会館ホールにて開催され、平成そろばんアカデミー(浜崎みゆき代表、道地(どうち)セシリア代表)から79人の生徒が参加した。同大会は全部で203人の選手が参加したが、主だったカテゴリーで同アカデミー生徒が優勝、中でも小西ラファエル・リョウさん(14歳、四世)は、3年連続の全国珠算教育連盟理事長杯(段クラス)に輝くなど健闘が目立った。また、2位には林ジュリア・ナミさん(14歳、四世)が入賞した。
周囲の支えに感謝の涙=世界大会に向け意気込み
小西さんは今大会のブラジル3連覇の結果が同アカデミーから称えられ、特別賞として日本旅行の往復チケットが与えられた。小西さんは、12月22日に日本珠算協会主催ロイヤルパインズホテル浦和で開催される「全国珠算競技大会そろばんクリスマスカップ2024」と12月29日にそろばん教室USA針ヶ谷教室にて開催されるそろばん世界大会「ワールド・アバカス・クラシック2024」に出場する予定だ。 小西さんは、今回の3連覇について「練習中も課題が多く、先生や家族に協力してもらいと猛練習しました。その長年の努力と皆さんの協力があって今回3連覇することができました。本当に嬉しいです」と涙を浮かべながら述べた。 更に日本での世界大会とクリスマスカップへのチケットについて、「アカデミーからいただき、本当に感謝と感激でいっぱいです! ブラジルを代表して大会では必ず結果を残して帰国したいです!」と笑顔で述べた。
日本から暗算珠算十段の阿部堅真さんが来伯
また、同大会には日本から阿部堅真さん(19歳、兵庫県在住)が特別ゲストとして参加した。阿部さんは5歳からそろばんを始め、その才能を発揮し、現在は暗算と珠算ともに十段を取得している。今回はそろばんに関する幅広い知識をブラジルの学生と共有し文化・学問交流を行う為に、8月27日から9月23日までの約3週間ブラジルに滞在した。滞在中は同アカデミーでも生徒らにそろばんを教え、生徒や先生、その家族らに案内してもらいサンパウロ市観光などを行ったという。