大坂なおみがパークスを退け産休から復帰後の初優勝に王手 [ASBクラシック/テニス]
大坂なおみがパークスを退け産休から復帰後の初優勝に王手 [ASBクラシック/テニス]
2025年WTAツアー開幕戦のひとつとなる「ASBクラシック」(WTA250/ニュージーランド・オークランド/12月30日~1月5日/賞金総額27万5094ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で第7シードの大坂なおみ(フリー)がアリシア・パークス(アメリカ)を6-4 6-2で退け、産休から復帰後の初優勝に王手をかけた。 ~ASBクラシックで決勝進出を決めた世界ナンバーワンの大坂なおみ選手~ 先にサービスダウンを喫しながらもワンブレーク差で第1セットを先取した大坂は第2セットも5-1とリードし、最初のサービング・フォー・ザ・マッチで0-40から5ポイントを連取して1時間11分で勝利を決めた。 これに先立ちパークスは前日に雨で延期となっていた準々決勝を戦い、同胞で第8シードのケイティ・ボリネッツ(アメリカ)に6-1 6-4で勝っていた。 同大会に8年ぶりの出場となる27歳の大坂は、シード選手としてダイレクトインで本戦入り。初めてプレーした2017年は不戦勝を含む2試合を勝ち上がり、アナ・コニュ(クロアチア)に対する準々決勝を第1セット途中でリタイアしていた。 両者は今回が初顔合わせ。今大会での大坂は1回戦で予選勝者のリナ・グルシュコ(イスラエル)を6-4 6-4で、2回戦でユリア・グラベール(オーストリア)を7-5 6-3で、準々決勝ではヘイリー・バティスト(アメリカ)を6-7(2) 6-1 6-2で破って4強入りを決めていた。 昨年1月に第一子となる娘の出産を経て復帰した元世界ナンバーワンの大坂は2024年シーズンにビリージーンキングカップとオリンピックを含む19大会でプレーし、22勝18敗(予選を含む)の戦績を残した。 大坂は最終ラウンドで、第5シードのクララ・タウソン(デンマーク)と対戦する。タウソンは準決勝で、20歳のロビン・モンゴメリー(アメリカ)を6-4 6-3で下して勝ち上がった。
テニスマガジン編集部