タイガースの若手ホープは? 阪神、来季のブレイク候補(6)阪神の”打てる捕手”に?
今季はリーグ2連覇を逃し、悔しい2位という結果に終わった阪神タイガース。今オフには藤川球児監督が就任し、来季は再びリーグ優勝・日本一を狙いに行くシーズンとなる。その一方で、来季にブレイクが期待される選手も少なくない。ここでは、来季のブレイク候補となる阪神の選手を紹介する。
中川勇斗
投打:右投右打 身長/体重:172cm/75kg 生年月日:2004年1月27日 経歴:京都国際高 ドラフト:2021年ドラフト7位 将来の正捕手候補として期待される中川勇斗。ファームでは持ち前の打力を発揮しているだけに、来季が楽しみな存在だ。 京都国際高から、2021年ドラフト7位で阪神タイガースに入団。高卒1年目はファームで50試合に出場すると、打率.295、3本塁打、15打点をマーク。高卒新人らしからぬ適応力を見せ、将来を嘱望された。 高卒2年目の昨季は、ファームで57試合に出場機会を増やし、打率.265、3本塁打、18打点を記録。同年は一軍出場こそなかったが、5月30日にプロ入り後初の一軍昇格を果たした。 順調な成長プロセスを踏んでいる中川。今季はファームで70試合に出場すると、打率.321、4本塁打、28打点とさらに成績を伸ばした。4月29日のオリックス戦では4打数4安打を記録し、得点圏打率.404と勝負強さも発揮した。 今オフには藤川球児監督が就任し、秋季キャンプでは外野守備にも挑戦。一軍戦力となるために、自身の可能性を広げている。 新監督が就任したことで、来季は選手の起用法に変化が生まれることも予想される。中川にとって、来季はチャンスの一年になりそうだ。
ベースボールチャンネル編集部