「今年後半に利下げ」の楽観シナリオが抱える危うさの正体
アメリカのインフレ率が低下していくとしても、FRBが目標とする2%より高い水準で下げ止まってしまう可能性が十分ある(写真:giri/PIXTA)
年明けの株式市場は、好調な滑り出しを見せている。その大きな背景は、コロナ対策緩和に伴う中国経済再開への期待と、インフレ率急低下によるアメリカの利上げ打ち止め、さらには利下げ転換への期待だ。 こうした流れはしばらく続く可能性が高いが、その基盤はやや脆弱であると考えられる。とくに後者のアメリカの利下げ転換への期待には危うさが潜んでいる。
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田渕 直也