21年全日本2歳優駿の覇者ドライスタウトが引退 ブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬に転身
JRAは27日、2021年のJpnⅠ全日本2歳優駿を制したドライスタウト(牡5・牧浦)が競走馬登録を抹消したことを発表した。今後は北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬となる予定。 同馬は父シニスターミニスター、母マストバイアイテム(その父アフリート)の血統。21年9月にデビュー勝ちを収めると、11月のオキザリス賞で2勝目をマーク。そのまま2戦2勝で迎えた先の全日本2歳優駿では、単勝1・8倍の支持に応えて初GⅠ級制覇を飾った。 3歳以降は脚部不安に悩まされながらの現役生活となったが、23年のフェブラリーSでは4着に好走。同年の秋にはJpnⅢのオーバルスプリント(浦和)で2つ目の重賞タイトルを手に入れると、続くGⅢ武蔵野SではのちにJBCスプリントを制すタガノビューティーなどを退けて重賞を連勝したが、結果的にこのレースがラストランとなった。 通算成績10戦6勝、獲得賞金は1億9519万4000円(付加賞含む)。
東スポ競馬編集部