ドウデュース、堂々たる立ち振る舞いで北海道の種牡馬厩舎へ 種付け料は1000万円でたちまち満口
2022年の日本ダービーを優勝。今年も天皇賞・秋、ジャパンCを制するなど、GⅠ5勝をあげたドウデュース(牡5歳)が、27日の午前11時半に種牡馬としての繋養地となる北海道安平町・社台スタリオンステーションに到着した。 この日の安平町の気温はマイナス10度を下回り、ドウデュースを乗せた馬運車の外には白銀の世界が広がっていた。栗東トレーニングセンターにいた頃との環境の変化もあったのか、馬運車から降りてくる際には、ゆっくりと種牡馬としての第一歩を示していく。ただ、その後は堂々たる立ち振る舞いで、種牡馬厩舎へと向かっていった。 到着を見届けた社台スタリオンステーションの徳武英介場長は「ハーツクライの後継種牡馬の中では十分な筋肉量を有していますが、脚さばきは軽さもあり、動きにもシャープさが感じられます。現役時の活躍にも証明されているように、産駒もさまざまなカテゴリーでの活躍が期待できそうです」と話していた。種牡馬入りに先駆けて、種付け料は1000万円(受胎条件)と発表されたが、たちまち満口となる人気ぶりだった。 馬房の隣はイクイノックスとオルフェーヴルとなった。年度代表馬に選出された2頭と同じように、ドウデュースもまた大きなタイトルを携えて、種牡馬としても最高のスタートを切っていくことになりそうだ。
中日スポーツ