「I am NOAH!」の信念のもとに――。大きな期待を背負った潮崎豪がNOAHでプロレスデビュー!【週刊プロレス昔話】
今年がデビュー20周年の潮崎豪。そのプロレスラーとしての初めの一歩は、ものすごい期待を受けての大きな一歩だった。 “全日本プロレス”の名前を死守。秋山全日本が発進で王道回帰
2004年7月24日、ディファ有明にてデビューした潮崎。鈴木鼓太郎以来、2人目となる生え抜きの新人だ。そのカードは秋山準&橋誠vs本田多聞&潮崎であり、秋山の名前が入っていることで意味は大きく変わった。当時潮崎は小橋建太の付き人をやっており、身長183cm、体重100kgいう肉体。会場後方ではその小橋に加えて三沢光晴社長や小川良成など、多くの選手が見守っていたという。そういったなかで、秋山を相手に全力をぶつけていった。 やはり勝つことはできなかった。だけど本人は覚えていないというが秋山に最後、エクスプロイダーを使わせたという事実だけでもケタ外れの期待が感じられた。秋山いわく「頑張れよ、と。久しぶりのヘビー級の、それも爽やかな人間がデビューしたので(使った)」。 この一戦から20年――。潮崎は期待通りに飛躍し続け、GHCヘビーは5回、GHCタッグは7回戴冠。NOAHを象徴する選手としてこのリングを守るまでになった。「I am NOAH!」の信念のもとに。
週刊プロレス編集部