県展岡山会場2期始まる 工芸、写真、書の秀作一堂
「第75回岡山県美術展覧会」(県、山陽新聞社、おかやま県民文化祭実行委主催)の岡山会場2期が11日、岡山市北区天神町の県立美術館と県天神山文化プラザで始まった。豊かな感性と技が息づく工芸、写真、書の秀作が並び、愛好者らが見入っている。 美術館には工芸、写真部門の入賞・入選、委嘱作など計220点、プラザには書道後期の620点が並ぶ。 写真部門には、舞い散る火の粉をもろともせず祭りに打ち込む人々の姿を捉え、一般応募の最高賞・山陽新聞社賞に輝いた大村祐章さん=同市=の組み写真「火中の勇士」をはじめ、水浴びするカワセミ、夕日に染まる吉備路などを捉えた作品が並び、入場者らは構図や色彩に注目。入場者(75)=総社市=は「一瞬の美を逃さず切り取った作品ばかり。はつらつとした笑顔の写真に元気をもらいました」と話していた。 15日まで。その後、津山会場(1期19~23日、2期26~30日)に巡回する。