東京V内定の東洋大MF新井悠太「彼だけには負けたくない」プロでも続く“旧友”とのライバル関係
東洋大は9日、都内のキャンパスでJリーグ、WEリーグの加入内定記者会見を行った。サッカー部男子部門から来季Jリーグ入りするのはMF新井悠太(東京V)、DF稲村隼翔(新潟)、MF中山昂大(大宮)、GK前田宙杜(沼津)、MF渡井翔琉(沼津)の5選手。同女子部門からはDF落合依和(大宮)、FW小林莉々子(千葉)、MF宮本妃菜里(新潟)の3選手が来季WEリーグ入りする。 東京V内定の新井は「強みはスピード。1試合1試合、チームの勝利に貢献できるように取り組みたい」と抱負を語った。大学3年時にボランチから攻撃的MFにコンバート。直後に行われた東京Vとの練習試合を機に練習に呼ばれ、とんとん拍子で内定が決まった。特別指定選手として昨年7月にJリーグデビュー。初出場初得点のインパクトを残した。 「いいライバル」と意識する存在がいる。明大のFW中村草太とは中高時代に共闘。前橋FC、前橋育英のチームメートだった。中村は早くから頭角を現し、注目を集めていた存在。同じアタッカーに転向した新井にとっては、中村が身近なお手本だった。「彼のプレーを参考にすることは多くあった。裏への抜け出しやポジショニング、得点に絡む動きを見て盗んでいた」。今年はともに背番号10を背負い、リーグ戦でしのぎを削ってきた。 中村は広島への加入が内定。新井はJのピッチで再会する日を心待ちにする。「似たポジションのプレーヤーとしては、彼だけには負けたくない気持ちはあるし、彼の活躍が自分の原動力になってる部分はある」。ライバル関係は今後も続く。