レアな迷鳥、青いカワセミ 沖縄・石垣島に飛来 撮影者「市街地近くで驚いた」
【石垣】国内では南西諸島でごくまれに観察例のあるカワセミの仲間、ナンヨウショウビン1羽が10月中旬、石垣島に飛来したのが確認された。石垣島フィールドガイド「SeaBeans」の小林雅裕さん(50)が撮影した。 【写真】池を泳ぐ、丸っぽい頭に赤いくちばしの迷鳥アカハシハジロ 国内では迷鳥として、石垣島で1975年に2羽、2022年に1羽、宮古島で02年、西表島で05年と09年、豊見城市内で17年に飛来した記録などがある。 インドや東南アジアなどに分布し、体長25センチほど。頭部と背中、翼が鮮やかな青緑色で、愛鳥家に人気がある。 小林さんは知人から情報を聞き、10月19日に石垣市内の海岸でナンヨウショウビンを確認。「干潟でカニを捕食し、木陰で休んでいた。市街地近くで驚いた」と話した。