バンダイスピリッツ、プラモデルを抜本的値上げ 仕様変更時以外では1969年以来初めて
バンダイナムコグループのバンダイスピリッツは13日、プラモデル商品の希望小売価格を引き上げると発表した。2025年4月~6月に販売(再販を含む)する71商品が対象で、値上げ率は平均で15・3%となる。近年の原料や資材などの価格高騰が要因で、今後再販する商品も順次、値上げする方針だ。同グループの企業が仕様変更を伴わずにプラモを値上げするのは、バンダイがプラモ事業を立ち上げた1969年以来、初めてとなる。 【写真】東京都内の模型店 ガンプラを置いている棚だけ… 主に値上げされるのは、アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する人型兵器「モビルスーツ」のプラモデル(ガンプラ)。今回、最も値上げされるプラモは、ガンプラの「HGUC 1/144 MSM-07 ズゴック」で、価格は770円から1100円へ42・9%引き上げられる。同社は「もともと価格を安く設定していた商品だったが、近年の物価高に耐え切れず、値上げせざるを得なくなった」とユーザーに理解を求めた。 一方で、最も値上げ率が低いのは、「HGUC 1/144 ペーネロペー」で、価格は7480円から7700円へ2・9%の値上げとなる。値上げする商品については、バンダイスピリッツの公式ホームページで順次、公表する。