子育てに息抜きを...子どものショートステイできる一軒家「リフレッシュや仕事でも気軽に頼って」ママたち「SOS出せるところがあってよかった」
京都市伏見区に子育ての“息抜き“ができる一軒家があります。仕事や病気など様々な事情で子育てが難しくなった場合や、親の負担軽減、リフレッシュが必要な場合に一時的に子どもたちを預かる施設『メリーアティックボンド』です。子どもたちのショートステイの2日間を定点観測しました。 【写真を見る】お昼寝したり遠足に行ったり…ショートステイ中の子どもたちの様子
「いやや!」ママと“しばしのお別れ”…直後は寂しがる子も
1日目の午前8時半。1人の女性が施設にやってきました。保育士の海老瀬優さんです。子どもたちに声をかけます。 (海老瀬優さん)「おはよう。寝たか?緊張しているの?」 取材した日は土曜日。前日から泊まっている子が2人いたため、出勤早々、子どもたちと遊びます。 正午。子どもたちがスタッフ手作りのお昼ご飯を食べていると、4歳のあずさちゃんがやってきました。 (あずさちゃん)「いやや!」 ママと離れたくないのか、家から持ってきた毛布に隠れてしまいます。あずさちゃんは3人きょうだいの真ん中で、この日はきょうだいそろって一緒にお泊りです。 (あずさちゃんのママ)「毎週土日、利用しています。子どもが3人でシングルマザーなので、1人で3人が大変、精神的にも大変な面がありまして、役所に相談したところ、『こういうのがありますよ』と教えていただいて、そこから利用するようになりました」 ママが大好きな3きょうだい。しばしのお別れです。 続いてやってきたのは4歳のかえでちゃん。 (かえでちゃんのママ)「恥ずかしいの?大丈夫大丈夫。ほら行っておいで、みんな待ってるわ」 ママとの別れがさみしそうな様子。生後8か月の弟がいますが、この日は1人でお泊りです。 (かえでちゃんのママ)「この後は家の掃除をします。散らかし放題なんで、家の掃除をして洗濯して、とりあえずたまっている家事をしてしまおうかなと思ってます」 この日はスタッフ4人で3歳から小学3年生まで14人の子どもたちの世話をします。 先ほどママとの別れがさみしくて毛布に隠れていたあずさちゃんは、落ち着くまで2階の部屋で少しお休みです。 (海老瀬優さん)「いつもそうですね、やっぱり。離れた直後はどうしてもさみしいという気持ちが強いので」