長野県松本市の巾上交差点、信号の待ち時間増加へ 市が渋滞緩和へ迂回求める
長野県松本市巾上の国道143号巾上交差点の北に架かる市道中条白板線・白板橋の架け替え工事で、11月初旬から、同交差点の規制方法が変わる。これまで3サイクルだった信号規制が4サイクルに変わり、新たな橋の架設が完了する再来年の夏ごろまで続く。周辺道路では休日を中心に激しい渋滞が発生しており、市はさらなる混雑も予想されるとして迂回(うかい)を呼び掛けている。 11月6日夜に女鳥羽川両岸の旧橋の橋脚を撤去する工事に取りかかる予定で、工事スペースが国道に拡大するため、交差点西側・渚方面からの右折レーンがなくなり、車の流れが1車線に集約される。これまで東西方向は同時通行が可能だったが、右折車両による渋滞を防ぐため、東西南北の1方向ずつ青信号を表示する。 市街地から西に進む車線については、仮設橋への右折禁止規制を解除する。 架け替え工事は一昨年10月に始まった。昨年10月、仮設橋の通行開始により交差点の通行方法が変更となり、信号の待ち時間が増加。休日を中心に、伊勢町通りやこまくさ道路などで激しい渋滞が発生している。市は現在、北松本駅東の大手1交差点周辺の市道で雨水排水施設の設置工事を行っているが、工期をずらして混雑緩和を図る。引き続き松本駅南の県道兎川寺鎌田線・中条跨線橋(こせんきょう)から国道19号鎌田交差点に抜けるルートなどへの迂回誘導を続け、立て看板や市公式LINEでの周知をしている。 市建設課は「ご迷惑をおかけするが、引き続き周辺道路への迂回をお願いしたい」と工事への理解を求めている。
市民タイムス