きょうは「七草がゆの日」正月疲れに“進化系おかゆ” ホタテにエビも
年末年始の疲れた胃腸に優しい「七草がゆ」。さらには2種類のチーズをたっぷり使った進化系も。おかゆが今アツいんです。 【画像】「POPEYE」「KAISEN」進化系おかゆとは?
■きょうは「七草がゆの日」
東京・愛宕神社にできた行列。その先で振舞われていたのは、健康を願って食す「七草がゆ」です。ハフハフしながら、皆さん味わっていました。 10代 「おいしいです。温かくて、体に良い感じがする」 40代 「おいしいです。ごちそう続きだったので胃を休めて」 春の七草といえば、セリにナズナ、ゴギョウにハコベラ、ホトケノザにスズナ、そしてスズシロ。身体を邪気から守るとして、七草がゆは伝統的に食べられてきました。 おかゆを日常的に食べる台湾出身の2人も…。 台湾から(日本在住) 「これを食べて今年1年間病気もなく順調にいけると聞いて、すごくいいなと思った。癒されました。心も洗われました」 静岡県三島市の小学校では、給食で七草がゆが。ふ~ふ~して食べて、この笑顔です。 児童 「スズナがとてもみずみずしくておいしかったです。おいしいんですけど、お正月いっぱいおいしいもの食べたからちょっと物足りない感じ」 児童 「正月で疲れた体を七草がゆを食べて元気が出ました」 「(Q.正月なぜ疲れた?)色んなものを食べたりしたからです」 「七草がゆ」のふるまいが6年ぶりとなった大阪の阪神百貨店では、行列ができました。年末年始で働きすぎた胃腸も癒す味わいに、皆さんほっと一息。 買い物客 「おいしいです。6年ぶりですね。会社が定年退職で、大阪が多分最後になると思うので、大変いい思い出になったと思います」
■正月疲れ解消“進化系おかゆ”とは?
都内のおかゆの専門店ではお昼時、順番待ちができていました。 CAYUdesROIS 郷健二郎店長 「毎年恒例なんですが、七草がゆの日は小鉢に七草がゆを入れて全員に無料でお配りしている」 80代 「たまに来るんですけど、七草がゆだから来ました。おかゆをうちで作る時はあまりない。こんなに滑らかにならない。すごいおいしい」 ただ、このお店でも「七草がゆ」は、7日限定。 日本語で「王様のおかゆ」を意味する「CAYUdesROIS(カユ・デ・ロワ)」には、一年中食べられるおかゆが10種類以上あり人気なんです。 注目の進化系おかゆとは? 30代 「緑色なので一瞬ビックリするけどおいしい」 「(Q.注文したのは何のおかゆ?)ホウレンソウのやつです。POPEYE(ポパイ)」 こちらが、キッチンでの「POPEYE」。おかゆが鍋のなかで、鮮やかな緑に変わっていきます。 郷店長 「緑色が非常に鮮やかなので、野菜野菜というイメージをする人が多い。ホウレンソウの優しいポタージュみたいな味。相性の良いベーコンと生クリームを少し添えて」 海鮮のうま味があふれる逸品も…。 郷店長 「KAISEN(カイセン)はブラックタイガーとエビ、シイタケ、ホタテ、小柱。あと、干し貝柱を砕いたものをちょっと入れている」 モッツァレラとパルメザン、2種類のチーズが主役のとろーり洋風おかゆもあります。 50代 「(Q.きょう注文したのは何?)RED(レッド)です。酸っぱいのと辛いので後を引く感じ、おいしい。お正月食べすぎたので、おかゆ食べたいなと思って」 珍しいおかゆを提供するのには理由が…。 郷店長 「オーソドックスなおかゆだけではなく、POPEYEのような緑のおかゆだったり、おかゆの概念を覆していこうという。夏でも食べたいという気持ちになっていただければ」 「七草がゆの日」だけじゃない。季節を越えた魅力が、おかゆに溶けていました。
テレビ朝日