歓喜の夜から一転 混合ダブルス金の王楚欽がシングルス2回戦敗退 世界ランク26位に敗れる＜パリ五輪卓球競技＞
＜パリ五輪卓球競技 日程：2024年7月27日～8月10日 場所：サウスパリアリーナ4＞ 【写真】王楚欽を下し喜びを爆発させるモーレゴード（スウェーデン） 31日、パリ五輪卓球競技は大会5日目を迎え、男子シングルス2回戦に前日の混合ダブルスで金メダルを獲得した王楚欽（ワンチューチン・中国）が登場した。 男子シングルス2回戦で、王楚欽は世界ランキング26位のトルルス・モーレゴード（スウェーデン）と対戦。前日に、中国卓球界史上初の混合ダブルス金メダルを獲得するも、自身のメインラケットを破壊され、代わりのスペアラケットで以降の試合に臨まざるを得なくなった王楚欽にとっては、試合前から大きな不安の残る一戦となった。 試合は序盤からモーレゴードに主導権を握られる展開となり、モーレゴードが第1、第2ゲームを連取。王楚欽も第3ゲームから徐々に息を吹き返し、第3、第4ゲームを連取するも、第5、第6ゲームをモーレゴードに奪われ、ゲームカウント2-4で敗北。歓喜に湧いた前日の夜から一転し、王楚欽にとって悔しさの残る結果となった。 なお、中国代表選手が五輪のシングルス種目で中国選手以外に敗れたのは、2004年のアテネ五輪以来20年ぶりとなっており、王楚欽は図らずも、一つの五輪において最高の記録と不名誉な記録の両方を残してしまった。
パリ五輪男子シングルス2回戦
王楚欽（ワンチューチン・中国）2-4 トルルス・モーレゴード（スウェーデン）〇 10-12/7-11/11-5/11-7/9-11/6-11
ラリーズ編集部
