親子ら天体ショーに夢中 愛南で月面と土星食の観察会(愛媛)
月が土星を隠す「土星食」と月の表面に「LOVE」のアルファベットが浮かび上がって見える「月面LOVE」の観察会が8日夜、愛南町上大道の町子ども支援センターであり、家族連れら約50人が冬空の天体ショーを楽しんだ。 天体への関心を高めようと、月面LOVEを提唱する天文愛好家グループ「えひめ星空キャラバン隊」(竹尾昌隊長)が主催。今回は二つの現象が同時に見られる機会となったため、県内で土星食の最良観察地となった同町を会場に選んだ。 約10台の天体望遠鏡で夕方に観察を始めた。午後6時20分ごろ、月と土星が接すると参加者からは歓声が上がった。1分ほどで月が土星を覆い、月面にはLOVEの文字も見えた。土星は約15分後に再び姿を現した。
愛媛新聞社