【速報】1970年の万博記念基金の取り崩し求める 吉村知事は「同じスキームでやっている万博ですから、活用するのはある意味合理的」
大阪府と経済界が、大阪・関西万博の準備のため、1970年の大阪万博の収益でつくられた「万博記念基金」の管理団体に、基金を取り崩すよう求めていることがわかりました。 管理団体などによりますと、大阪府と経済界は、基金およそ190億円の半分、およそ95億円を、万博の会場建設費のうち、経済界の負担分に充てたいということです。 吉村知事は、「基金の半分(約95億円)は文化事業・国際交流事業として使われていて、そこは使わない」と前置きしたうえで、残り半分を取り崩すことについて、「2025年万博、これは(1970年の)万博と同じスキームでやっている万博ですから、そこに活用するというのは、ある意味合理的な考え方だ」と話しました。 ちなみにこの半分(約95億円)は、吹田市の万博記念公園の管理に使われているということです。 管理団体は求めに応じる意向ですが、取り崩しには政府との協議が必要だということです。万博をめぐっては会場建設費が当初の1.9倍にあたる2350億円に上振れするなど、準備費用の増加が明らかになっています。