初出場の和歌山東、今大会初の延長戦制す 倉敷工破る 選抜高校野球
第94回選抜高校野球大会は第1日の19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、昨秋の近畿大会準優勝で春夏通じて甲子園初出場の和歌山東は、今大会初となった延長戦の末、第2試合で13年ぶり出場の倉敷工(岡山)を8-2で降し、甲子園初勝利を挙げた。和歌山東は第6日(24日)第2試合の2回戦で、浦和学院(埼玉)と対戦する。 【和歌山東ー倉敷工の熱戦】 ◇延長十一回に一挙7点 和歌山東が延長戦を制した。延長十一回、無死一、二塁から森岡の右前適時打で勝ち越し。さらに、此上の2点適時打などでこの回一挙7点を奪った。先発の麻田は八回途中1失点。以降は2度マウンドに戻った麻田を含む延べ4投手の継投で抑えた。倉敷工は右腕・高山が緩急を織り交ぜ好投したが、最後に力尽きた。 ◇和歌山東・米原寿秀監督 一回、二回とチャンスをモノにできず流れをつかめなかった。序盤、選手は硬かったが、後半粘り、延長で何とか(打線が7点を奪い)力を出せた。伸び伸びとやってくれた。 ◇倉敷工・高田康隆監督 率直に悔しい。麻田投手の動く球に的を絞りきれず、攻撃という自分たちの武器を出し切れなかった。(コロナの影響で約1カ月活動停止となり)実戦不足が守備の中で随所に出ていた。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。