三菱自が新型「アウトランダーPHEV」発売 加藤隆雄社長、電動車需要「高まっている」
三菱自動車は1日、大幅に改良して10月31日に投入したプラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」の発売記念イベントを開催した。電池・モーターとエンジンを併用し、家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車は需要が高まっており、この分野を含む電動車需要を牽引するモデルとして売れ行きが注目される。 【写真】新型アウトランダーPHEVとともにフォトセッションに臨む俳優の江口洋介さん、柔道女子日本代表の角田夏実さん プラグインハイブリッド車は、電池・モーターでEVとして走行可能で、遠出の際などにエンジンで走ることもできる。新型アウトランダーPHEVは電池の大型化により、EVとして走ることができる航続距離を改良前より約20キロ長い102キロとした。5人乗りと7人乗りモデルがあり、希望小売価格は526万3500~668万5800円。高級車などと競合することを視野に、内外装や乗り心地の上質感を向上させたという。 イベントで三菱自の加藤隆雄社長は、EVの市場環境について「初期の需要が一巡してやや停滞している」と指摘した一方、プラグインハイブリッド車に関しては、「日常はほとんどEVとして使え、遠出の心配もないということで需要が高まっている」と強調。新型アウトランダーPHEVについては「当社の電動化と四輪制御技術の粋を集め、モノづくりの情熱とこだわりを結集した最高傑作だ」とアピールした。 発売イベントには、テレビCMに出演する俳優の江口洋介さんが登場して撮影を振り返った。江口さんは「大人が長距離を快適に移動できる車だと思う」と話した。ガソリン車のアウトランダーを愛車としてきたという柔道女子48キロ級パリ五輪金メダリストの角田夏実選手も登壇した。角田選手は新型アウトランダーPHEVの購入を予約しているといい、「ワクワクしている」と話した。