プロが伝授する、ちょいエロな大人の春コーデ
重いコートを脱いで薄着が楽しめる春の季節。それは男の色気を解放するのに絶好のタイミングです。そこで熟練スタイリストに、自らが実践するエロな春の着こなし方を聞いてみました。自分らしくしかも大人っぽい色気漂うコーディネートはサスガのひと言。これは参考になりますよ♡ 春の大人は、ちょいエロい!
クラシックな男っぽさが大人の渋味を引き立てる
ベテランスタイリストとして各種メディアにはじまり、俳優やタレント、広告などのスタイリングを手掛ける村上忠正さん。LEON本誌でもエレガントかつリアリティのあるコーディネートを長年披露し続けている達人クリエイターです。そしてインスタグラムやFacebookに関しても、スタイリングを日々公開し人気を博す第一線級のマスターです。そんな熟練のスタイル職人ですが、実は一番の見どころは、男っぽく色気溢れる村上さん自身の着こなし。
そもそもコーディネートとは、服などアイテム同士の組み合わせ方のことですが、最終的には着る人のキャラとのコーデが一番のキモだったりするワケです。そこへいくと村上さんの自前コーデは常にパーフェクト。どこを取っても“ムラチュウ”そのもであり、さらに男の色気がナチュラルにしたたるスタイルをしっかり完成させているのです。
そこでこれからの春に向けて、小粋でエロい着こなし方をぜひ見せてほしいとリクエスト。「まあ、僕の普段着だからソコまでエロくないかも」との前置きありつつ今回披露していただいたのが、このネイビーブレザーのコーディネート。イヤイヤイヤイヤ、十分に色っぽいですから……。
しかも凄いのが、なにか突飛なアイテムをブチ込んだり、大胆に露出や色使いをしているワケでもなく、シンプルなのに味があって、ソコハカとセクシーというのが実に素晴らしい。
長めの着丈がエレガンスを主張する
「まずメインの要素となるのが、この紺色のブレザーです。見たとおりダブルブレストで襟もワイド。だから胸元が自然と男らしく強調されます。そして着丈は長め。この一着はレノマが一世を風靡した1960、70年代を意識した仕立て。昨今は軽快さを重視するため、スポーティな短め丈がジャケットの主流です。しかしこの一着は、ヒップをしっかり隠すクラシックなレギュラー丈。また、ショルダーもパッドを入れ込んだ構築型です。ちょっとフレンチ的な古くさいところが、いま逆に新鮮だと思うのです」(村上)