プロが伝授する、ちょいエロな大人の春コーデ
男クサい装いには華奢なシューズでヌケ感を
「足元はレペットで仕上げています。こういった男クサいスタイルに合わせるシューズは、逆に女性的な軽みを持つもののほうが、バランス良くなります。だから極めて華奢なレペットのジジをチョイス。ホワイトレザーかつバレーシューズ譲りの薄底がなんとも小粋でしょ(笑)。無骨な靴だとトゥマッチになってしまうので、ここのバランスは大事。もちろんノーソックスで肌のチラ見せにて軽快かつ粋な感じを意識しています」(村上) いやー、今回もしっかり堪能させていただいたムラチュウ劇場。紺ブレといったごくごく定番のトラッドアイテムを軸に、ここまで艶っぽく仕上げられるのは本当に練達のワザ。しかもボトムスは古着のジーンズ(501)だし……。そう、エロな着こなしは自分にマッチしたサイズや着方、それにちょっとしたアイデアで作り出せるのです。みなさんもぜひチャレンジして、自分なりのエロな春スタイルでいっちゃってくださいませ!
● 村上忠正 / スタイリスト
1969年、東京生まれ。21歳の時、当時スタイリストであった鈴木卓爾氏に師事しその後独立。メンズファッション誌やタレント、広告等でのスタイリングを中心に活動する。特にメンズの成熟したドレスコーディネイトテクニックに定評あり。昨今は谷原章介氏のスタイリングを手掛けるなど、多忙を極めつつもSNSにて自身のコーディネートをアップし好評を博す。
写真/干田哲平 構成・文/長谷川 剛(TRS)