女子ゴルフ・ファイナルQT（最終予選会）第1日（26日、静岡・葛城GC宇刈C＝6454ヤード、パー72）4度目の挑戦で1カ月前の最終プロテストに合格した吉田鈴（20）が4バーディー、2ボギーで2アンダーの70で回り、14位で滑り出した。今季から米ツアーに主戦場に移し、日本ツアーのシードを失った姉・優利（24）＝エプソン＝は71で23位。64で回ったセキ・ユウティン（26）＝中国＝と森井あやめ（31）＝F＆co＝が首位で並んだ。 プロ7年目の吉本ここねが67で回り、首位と3打差の3位で発進。今季は28試合に出場し、メルセデスランキングは101位に終わったが、フェアウエーキープ率は1位の78・1％。自身は出場できなかった前週の最終戦での〝逆転〟に「えっ、本当ですか！？　2位だと思っていた」と声を弾ませた。この日のフェアウエーキープ率は「100％です」と本領発揮の24歳は「今週のテーマはボギーを打たないこと」と意気込んだ。 ■プロテストに合格した2019年以来2度目の最終QTで初日は23位だった吉田優利　「来週は米ツアーの最終予選会。大変だけど、やるしかない。調子はそんなに悪くないです」 ■69で回り8位スタート、4月の下部ツアーでアマチュア優勝を果たし、プロテストは4度目の受験で合格した都玲華　「パターに助けられました。3メートルくらいのパーパットも結構入ってくれて、ほぼ100点です」 ■繰り上げ出場の初日は1アンダーの23位だった今年のプロテスト合格者の山下心暖　「まさか出場できるとは思っていなかった。次点だった1次予選のあとはかなり落ち込んだけど、大チャンスが来たので頑張りたい」