「日本が世界のトップに返り咲くことを目指す」なでしこ初の外国人監督就任 「アイ・ライク・ユイ!」と長谷川唯に笑顔で言及
サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」に、デンマーク出身のニルス・ニールセン監督が就任し、記者会見を行いました。 【画像】2011年、世界一に輝いたなでしこジャパン なでしこ初の外国人指揮官ということもあり、総勢83名の報道陣が詰めかけた注目の会見。 冒頭、ニールセン監督は、「素晴らしいチームの一員になれることを大変うれしく思います」と話し、「私はグリーンランドの小さな村でうまれた。ここにいる報道陣のみなさんの方が私の村の人口より多い」と、会場の笑いを誘いました。 これまで、デンマークやスイスの女子代表監督を務めるなど、豊富な実績を誇るニールセン監督。この1年は、MFの長谷川唯選手らが在籍するマンチェスター・シティーの女子テクニカルダイレクターも務めました。 ニールセン監督は、なでしこジャパンの活躍に刺激を受けたといい、「日本のチームが世界のトップに返り咲くことを目指しています。日本のチームにはそれだけのタレントがそろっていますので、可能だと思っています」と、コメントしました。 再び、“世界一”へ返り咲くため、「何かを達成するために必要なのは、それを達成したいという強い気持ちだと思います。そのためには勇気が必要ですし、チャンスがあるなら、それをつかみ取りにいくことが必要です。そのためにはチームとしてもスタッフとしても自信を持つことが大事です」と話したニールセン監督。 「マンチェスター・シティーでもそうやって来ましたし、日本でも同じ。ベストな自分であることが勝つ、何かを達成するために必要だと思います。テクニカルな要素もありますが、まず大事なのはハートの部分、勇気を持つこと、自分を信じること、それをみんなで一丸となってやることが重要視していることです」と語りました。 また、マンチェスター・シティーに所属する長谷川選手について問われると、「アイ・ライク・ユイ!」と笑顔を見せ、「まずは人格が素晴らしい。言葉が少ないながらもピッチ上でもチームの中で強い存在感を示すことができる」と称賛。 「タックルはしないけど、今シーズンは女子のプレミアリーグで1番相手からボール奪取した回数が多かった。長谷川選手とずっと仕事がしたいと思っていたので、マンチェスター・シティを辞めてしまったため、チョイスは1つ。日本の代表の監督になることでした」とユニークに語りました。