「いろんな戦術を考えることが楽しみ」西武・西口文也が監督就任会見で思い語る 西武入団から一筋30年
プロ野球・西武が11日、西口文也監督就任会見を行いました。 西口新監督は現役時代、1994年のドラフト3位で西武入り。2015年まで西武一筋でプレーを続け、通算182勝をあげました。中でもノーヒットノーラン達成とはならずも、2度の「9回2アウトまで無安打」、1度の「9回まで無安打(その後延長戦で安打を浴びる)」という試合も記録し、“悲劇のエース”としても有名。引退後の2017年からコーチに就任し、2022年からファームの監督を務めていました。 【画像】今井達也投手が奪三振のタイトル獲得【パ・投手タイトル一覧】 今の気持ちを「身が引き締まる思いでいっぱいです」と答えた西口新監督。さらに「ついにこの日が来たなと、ただただ緊張しています」と言葉を続けます。 「私が入団して30年目。入団当初は自分がこんなに勝てる投手になれるとは思ってなかったですし、周りの人もなれると思わなかったんじゃないかなと思いますし、こんなに長く現役生活を続けられるとも思わなかったですし、そのあとずっと西武ライオンズでお世話になることができるとも想像はしていなかったので、この場にいること自体が夢心地」と就任に対しての思いを語ります。 西口新監督はこれまで2軍で指揮を執る中で、「勝ちのメンタル」を強化する部分に関しても選手たちから支持されており、「2軍同様1軍でもメンタルを維持できる」という点を大事にしたいとコメント。さらに今季の課題でもあった「打撃面」での強化を課題としました。 さらに指揮官としては「ゲームが動いている中での決断力とその速さ」を重要視しているとし、さらに1軍で采配を振るにあたって「いろんな戦術を考えることが楽しみでワクワク」と口にしました。 最後にファンに向けて「今年はベルーナドームから西武球場前駅まで帰る足取り、重かったと思います。来年は少しでも足取りが軽くなっていただけるように精一杯頑張っていきますので、またこれからも応援お願いします」と思いを口にしました。