洗濯物を干すだけの場所になっていませんか?狭いベランダをおしゃれに変身!プロがこっそり教えるプチリフォーム術
リビングやお部屋から窓で仕切られているベランダやテラス。日本の一般的なマンションやアパートの場合、そこまで広いスペースを確保できないことも…。狭くて、使いづらいと考えがちなベランダですが、お部屋の延長と考えると…。このスペースを有効に活かす方法はあるのでしょうか? 【写真で見る】狭いベランダでも育てられる!初心者におすすめの植物12選 そこで、おしゃれなベランダにするアイデアをグリーンコーディネーターの江田俊子さんに伺いました。さらに、狭いベランダでも育てやすいおすすめの植物も教えていただきました。
ベランダを活用しておうち時間をもっと楽しく!
ベランダ活用の可能性は実にさまざま。新たな趣味をはじめてみたり、もう1つの部屋として活用したり。ベランダを整えることで、おうちでのひとときがもっと楽しいものになりますよ! 【1】ガーデニングや家庭菜園を楽しむ ベランダだからこそ、ガーデニングや家庭菜園を気軽に始めることができます。鉢植えの植物を置くだけでも居心地のよい空間に。ハーブやちょっとした野菜、レモンなどの果樹を育てて収穫を楽しんでも。 【2】アウトドアリビング、チルスペースとして ベランダをもうひとつのお部屋として活用しませんか?風や光を直接感じられる、アウトドアスペースは、心と体をリラックスさせることができます。家にこもりがちになってしまいそうな人にも大切なひとときに。 【3】快適なホームオフィスとして リモートワークや個人事業主の方は自宅で作業するもう1つのスペースとしてベランダを活用しても。テーブルとチェアがあればそこが簡単オフィスに早変わり。気分転換にもなり、新たなイメージがわいてくるかもしれません。 【4】リビングからの景色をアップデート! リビングやダイニングから眺めるいちばん手前の景色はベランダ。お部屋のなかから見える景色が緑豊かでさわやかな雰囲気であれば、お部屋にいる時間がさらに幸せな気分になりそうです。
ベランダをプチリフォームしよう!気をつけたい6つのポイント
ベランダを素敵に活用していくために、手を加える際に気を付けたいポイントを江田さんに教えてもらいました。 【1】マンションの規約をしっかりと確認する 「マンションや階層によってベランダに大型の観葉植物や花壇、高さのあるもの、物自体を置くことが禁止されている場合があります。重量制限なども確認をしておきましょう」 また、「避難ハッチ」や「蹴破り戸」はマンションの安全を確保するために準備された避難経路。「避難ハッチ」の上、「蹴破り戸」の前は空けておくようにスペース調整を。 【2】ベランダの用途を具体的にイメージしておこう 江田さんによると、ベランダをどのように使いたいか、をまず明確にすることが最も大事なのだそう。 「例えば、『隣のマンションが近すぎるので目隠しをしたい』のなら、その高さの植木やつる性の植物を絡ませるフェンスのようなものを用意します。一方、『家庭菜園がしたい』のなら、野菜を育てるためのプランターなどのアイテムを、というように必要なものが決まっていきます。具体的に何がしたいかというイメージを膨らませてみて」 【3】生活のスペース、動線を決めておこう 洗濯物を干す場所など、生活をしていく上で必要なスペースはしっかり確保することも狭いベランダ活用において重要です。 「さらに、ドアの開き方、デッドスペース、生活動線・家事動線を踏まえたうえで、それ以外のスペースをどうするかを考えていきます」 【4】植物を置くためにベランダの環境を把握しよう 「植物を置くときは、広さはもちろん、軒があるのか、風が通るのか、南向きなのか、その環境はどういう場所であるかを把握しましょう。 そして、環境に対してどういう植物を選ぶかを考えます。軒によって雨が当たらなかったりするように、ベランダは外でもありながらも、お部屋のなかにも近いようなところがあります」 「ベランダは外だから」とつい一括りに考えてしまいがちですが、その場所ならではの環境を把握しておきましょう。 【5】ベランダのメンテナンスのしやすさを考慮しよう 水やりなど日々行うことは面倒にならないよう、メンテナンスのしやすさを念頭に置いてレイアウトするのがよいそう。 「しゃがまずに立ったまま水やりや世話ができるような場所に植物を配置すると、後回しにせず日々のルーティンで行うことができ、植物もきれいに育ちますよ」 【6】持ち運ぶことや処分することも考えてから購入する 「引っ越しの可能性があるなどをふまえて、購入する前にもち運ぶことや処分しやすいかということも考えておきます。」 動かしやすいものなのか、捨てる方法は簡単かなど事前に押さえておきましょう。