「北陸新幹線延伸、大阪の発展にも不可欠」関西のインフラ強化進めるシンポで福井知事講演
2025年大阪・関西万博を契機とした西日本の経済成長戦略について考えるシンポジウム「関西のインフラ強化を進めるために―日本のリーディングエリアとするために―」が8日、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催された。近畿建設協会などでつくる「関西のインフラ強化を進める会」が主催。講演やパネルディスカッションが行われた。 【地図でみる】北陸新幹線 大阪延伸ルート 福井県の杉本達治知事は「『ふくい新時代』の幕開け~北陸新幹線全線開業に向けて~」と題して特別講演。北陸新幹線開業による福井県内の経済効果を踏まえ、「新大阪までの全線開業が大阪の発展にとっても不可欠」と強調した。2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会の東川直正・副事務総長は基調講演で、万博会場の整備状況や見どころを報告した。 その後、「関西のインフラ強化を進める会」の小林潔司委員長(京都大経営管理大学院特任教授)がコーディネーターを務めたパネルディスカッションが行われ、国土交通省近畿運輸局の岩城宏幸局長、大阪都市計画局の尾花英次郎局長、大阪公立大学研究推進機構の橋爪紳也特別教授、国交省近畿地方整備局の長谷川朋弘局長が登壇。西日本の経済成長戦略をテーマに意見を交わした。