子育て・原発・体育館…鹿児島知事選争点 3候補の主張は
南日本放送
任期満了に伴う県知事選挙が21日告示され、17日間の選挙戦に入りました。 立候補したのは、届け出順に新人で元自民党県議の米丸麻希子さん(49)、新人で元看護師の樋之口里花さん(52)、現職で2期目を目指す塩田康一さん(58)の3人で、いずれも無所属です。 21日は、主な争点について、それぞれの主張を紹介します。 ■■子育て政策 米丸さんは子ども医療費の窓口負担ゼロ、オーガニック給食の推進など。 樋之口さんは子ども医療費の窓口負担ゼロ、すべての学校のトイレに生理用品を置くことなど。 塩田さんは子ども医療費の窓口負担ゼロは課税世帯の未就学児まで広げ、先進不妊治療の支援などを訴えています。 (米丸麻希子候補 無・新)「子どもの窓口医療費ゼロ、特別支援学校、子どもたちの教育にはどんどん分配していくべきだと思う。その分、鹿児島の経済の財政の中でしめるところはしめる。利権にとらわれすぎていた鹿児島県の古い体質を壊していきたい」 (樋之口里花候補 無・新)「子どもの貧困率が高い、鹿児島県。子ども医療費の窓口無料化は急務だと考えている。ひとり親家庭医療の窓口無料化や給食費の無償化、不登校の子どもたちの居場所づくりなどに取り組みたい。誰もが尊厳をもって生活できること、安心して子どもを持つ選択ができる環境をつくりたい」 (塩田康一候補 現・1)「不妊治療の先進的な医療について助成したり、産後ケアを充実させていき、保育士を確保する。子ども医療費はこれまで非課税世帯に限られていたが、課税世帯についても未就学児まで広げていき、その後の中学生までの分については引き続き、検討していきたい」 ■■新総合体育館 県がドルフィンポート跡地に計画している新総合体育館は基本構想から68億円膨らんだ313億円の事業費も議論に上っています。 米丸さんは場所や規模を見直し財源を子育て支援などに充てる。 樋之口さんは場所や計画を見直し、多額の資金をかけない施設を造る。