【エアコンの電気代】実家のエアコンの効きが悪いです。年数が古いと効きが悪くなり、電気代は高くなりますか? 買い替えたほうが結果安くなるのでしょうか?
暑い夏場や冬の寒い季節にエアコンは欠かせませんが、つけっぱなしにすると電気代が気になります。特に、古いエアコンは電気代が高くなるとよく聞きます。 そこで本記事では、年数による効率低下と電気代との関係と、買い替えに伴うコストと長期的な節約効果について説明します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
古いエアコンの電気代はなぜ高いのか?
古いエアコンを使い続けていると電気代が高くなるというのは、なぜでしょうか。古いエアコンの電気代が高い理由として、以下が挙げられます。 ●省エネ技術の精度向上 ●本体のメンテナンス不足 ●経年劣化による性能の低下 エアコンのフィルターやコンプレッサーなどは消耗品です。そのため、エアコンを使用するごとに劣化し、性能が低下して電気代が高くなる原因となります。 また、フィルターは特に定期的なメンテナンスが必要で、ホコリや汚れを取り除くための掃除を行うことが大切です。お掃除機能がついたエアコンは、自動でエアコン本体の掃除を行ってくれますが、古いエアコンやお掃除機能がないエアコンの場合、自分で掃除をしなければなりません。 一般財団法人家電製品協会によると、冷暖房兼用・壁掛け形・冷房能力2.8キロワットクラスのエアコンは、2012年の901キロワットアワー/年から2022年の768キロワットアワー/年に消費電力が削減されています。新しいエアコンには省エネ効果があり、10年前のエアコンと比較すると年間約15%もの節電効果があるとのことです。
エアコンを買い替えるタイミングはいつがいい?
古いエアコンの電気代が高いと分かっていても、エアコンを買い替えると大きな出費となるため、ためらうケースもあるでしょう。また、エアコンが壊れていないのであれば、壊れる直前までは使用したいと考える人もいるでしょう。 しかし、エアコンの寿命は約10年とされています。その理由は、エアコン下部などに貼られたシールに記載されている「設計上の標準使用期間」と、メーカーごとに最低保有期間が定められている「部品の最低保有期間」にあります。 エアコンごとに定められている期間を過ぎて修理依頼を行っても、交換できる部品がないことなどから、対応できない可能性が高いでしょう。また、経年劣化により発火やけがをする可能性があるともいわれています。標準使用期間や最低保有期間が10年を過ぎているのであれば、エアコンの買い替えをおすすめします。