《独占告白》「こたつに入ったクマが食べたのは…」年末に自宅を荒らされた家主が明かした緊迫の一部始終「チョコレートやみかんには手を付けず」「小さな糞がたくさんあった」
「次の日の朝、みなさんが花火で山に追い返そうとしたんですけど、戻って来ちゃって、最終的には隣の家の小屋に入ったようですね。その後、麻酔で眠ったということで、帰宅しましたが、グタっとしていましたね。そのときにクマを見送りました。猟友会の人が言うには、まだ親元から離れたばかりの小さいツキノワグマということでしたよ」 自宅はどのように荒らされていたのだろうか。 「クマの糞はありました。小さいのがポツポツと。その日のうちに片付けましたよ。ほとんど食い物は置いてなかったので、あまりあのクマは食べてないです。 みかんは食べられておらず、お菓子もポッキーとかチョコレートとかがあったんですけど、散らばってはいたんですが、手はつけてなかったようです。こたつの上にあった鯖缶の残りだけは食べたみたい」 クマ自体には慣れていたという男性だが、近年はクマの動きに異変を感じているという。
「クマを見るのはまったく初めてじゃないですよ。結構このあたりではよく出るので、道路でも見ますし、何年か前はうちの前の柿の木に登っていたみたいです。クマは冬はほとんど冬眠しているはずでしたので、冬に見たのは初めてです。自宅に来たときももう雪が結構降っていました」 喜多方市はこのクマを殺すのでは無く、人里離れた山中に放獣という判断をした。 「いくら遠くっていっても、クマが戻ってくるんじゃないかと思っちゃって、怖いよね」 男性はそう静かに話した。 (後編に続く)
【関連記事】
- 【衝撃写真】こたつからこちらを見ているクマ。テレビは倒され散乱している状態に
- 《つづきを読む→》【こたつクマを生きたまま放獣】「成獣になったばかりの痩せたクマなので…」市役所に寄せられる賛否の意見 担当者は「切迫した状況で、殺すか生かすかありきの対応はできない」
- 《秋田スーパー・クマ立てこもり》駆除へのクレーム電話が殺到するなかで店舗が“お詫び投稿“ 県内外から「謝らないで!」「きりたんぽ買いました」の声
- 《秋田スーパー・クマの立てこもり》市には119件の電話とメールが殺到「半数が苦情、残りは感謝の声」秋田県猟友会の会長が明かした県警と市の「苦情」対策
- 「クマにお歌を教えてあげたよ」秋田県で人身被害が拡大…背景にあった獣と共存してきた山間集落の消滅