[ラグビー・第44回東日本中学校大会]本郷、茗溪学園、慶應普通部が準決勝へ
■第3試合 慶應普通部(神奈川1位)33-7國學院久我山(東京3位) 前半風上の慶應普はブレイクダウンで優位に立ち、5分に敵陣で左右に展開からLO富田峨久が抜け出して先制トライを挙げると、7分にはWTB中川開仁が相手のタックルをハンドオフでかわし左中間に持ち込み12-0とした。 中盤、久我山は相手陣ゴール前まで攻め込んだが、自ら反則でトライにつなげられず。逆に慶應普は15分、自陣で相手ボールを奪うとすかさずキックで敵陣に入りチャンスを作る。そして直後のラインアウトからBKがタテを突いてFB西山旺輔が持ち込み19-0で前半を折り返した。 後半2分、慶應普はゴール前の連続攻撃からキャプテンの宍倉漣介が抜け出してゴール下に飛び込み26-0とした。このまま終われない久我山は、7分に相手ゴール前でPKを得るとスクラムを選択、そこからBKに展開、WTB武井聡大が回り込んで1トライ返したが、慶應普が試合終了間際に1トライを加え33-7でノーサイド。 地元神奈川で快勝し、6年ぶりに4強にコマを進めた慶應普・宍倉キャプテンは「昨年2回戦で負けて悔しい思いをし、その悔しさを晴らすために1年間頑張ってきました。エースはいないけど、みんなで最後まであきらめないでディフェンスをして、チームで勝ちました」と胸を張った。 なお、12月7日に神奈川県立スポーツセンターでおこなわれる準決勝は、北嶺(北海道1位)を下してすでに準決勝進出を決めている昨年度チャンピオンの男鹿東・男鹿南・天王南(秋田1位)の合同チームと本郷が第1試合で対戦、第2試合で茗溪学園と慶應普通部が対戦する。その勝者が8日に同会場で東日本一の座をかけて戦う。