日本に惨敗で監督解任。ドイツ代表の終わりが見えない“自分探しの旅”【現地発】
リベンジを誓った日本戦で返り討ちに
カタールW杯後もチームを軌道に乗せられなかったフリック前監督。(C)Getty Images
9月9日の日本戦で惨敗を喫し、ついにフリック監督の解任に踏み切ったドイツ代表。2018年ロシアW杯以降、“自分探しの旅”を続けるかつてのサッカー大国が、来年に控えた自国開催のEUROで、納得のいく結果を残すために必要なものとは──。(文:ベンヤミン・ホフマン/訳:円賀貴子 2023年9月21日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― ドイツサッカー連盟(DFB)のマネジャーだったオリバー・ビアホフが、2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)の大会期間中に思いついた「ディー・マンシャフト」(ザ・チーム)という代表チームの愛称は、ドイツ国民に決して受け入れられなかった。そしてそれは、グループリーグ敗退に終わった2022年カタールW杯の責任を取ってDFBを去ったビアホフとともに、すっかり過去のものとなっている。
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