急に歩けなくなった1歳の息子 救急車で病院に行くと…判明した病に「なぜこの子が?」 その後、5歳になった息子を支える母の思いとは
1歳で小児がんと診断され、現在5歳のぜんやくん。これまでに数えきれないほどの手術をしてきました。 【写真2枚】5歳になったぜんやくん 実際の治療中の姿(@natsumi0702aさんより提供) 母親のnatsumiさんは、病気について「いつ誰がなるか分からないなぁと。まさか我が子ががんになるなんて誰も想像していないし、考えたくもない。たくさん頑張ってきてくれて、今こうして元気に過ごせてるのも当たり前じゃない。子どもたちみんなが当たり前に大人になれる世の中になりますように」とInstagramの中でこうした気持ちを投稿しています。 そんなぜんやくんの病気が見つかったときの気持ちや受け入れ方など、両親にさまざまな思いを聞きました。
急に様子がおかしくなったある日…
ぜんやくんが1歳のときのある日。 急に歩けなくなり、首が傾いてよだれが出るようになります。 これはおかしいと思った両親は、休日診療で診てもらうことにしました。 しかし、大きい病院で診てもらったほうがいいとのことですぐに救急車で向かうことに…。 行った先の病院でCTを撮ったところ、頭の中に大きなできものがあると分かり、生検手術の結果、悪性の腫瘍、小児がんであることを医師から告げられました。 「なぜこの子が?ほんとに?」という気持ちだったと、両親はぜんやくんが小児がんだと診断されたときのことを振り返ります。 そして、ここからぜんやくんの治療が始まりました。これまで数えきれないほどの手術、そして抗がん剤治療、放射線治療を受けてきているぜんやくん。 さらに2024年6月には再発の手術をしています。このとき、ぜんやくんは5歳。幼いころの手術は何も言わずにしてきましたが、さすがに5歳となるといろいろわかってくるため、両親はぜんやくんにこう話したといいます。 「ぜんの頭の中にバイ菌がいてるねん。それを退治してもらわなあかんから頑張ろうな」と。 その言葉に対してぜんやくんは「あまり分かってないかなぁ」という印象でしたが、なんとなく何かを察してる様子はあったと両親はいいます。