「BMXが好き」全てはその気持ちから 『BMX』プロ選手・YUYAが高校で講師 10カ所骨折しても続ける 伝えたのはBMXの魅力と「あきらめない気持ち」
人気上昇中のスポーツ、「BMX」が高校の授業に!? 講師は、トッププロ選手でありながらパフォーマーとしても活躍する、箕面市出身の“YUYA”こと志賀勇也さん。 でも、本当に高校生に伝えたいのは、自転車の技術や楽しさだけではない。 YUYAさん:信じたことをひたすらやり続けてたらかなうのかなって今回の経験ですごく思いました。 生死の境をさまよう大けがを乗り越えたからこそ伝えられる、YUYAの授業とは…。
■全国初!「BMX」を授業の選択科目に
大阪府箕面市にある府立箕面東高校。ここで新しい取り組みとして、“全国初の授業”を作ろうとしている。 若者に人気の「BMX」。これを選択科目の一つとして、学校で教えるというのだ。 箕面東高校 体育科 宮守陽介さん:面白いですよね。 YUYAさん:まず学校でできる時点で、僕からしたら夢というか…。 箕面東高校 体育科 宮守陽介さん:そういうのをやりたいですよね。既存のものにとらわれずに、どんどん新しいことを取り入れていきたいなと思ってるんで。 “自転車のフィギュアスケート”とも呼ばれる「BMXフラットランド」。 講師に選ばれたのは、そのプロライダー、箕面市出身のYUYAさん。 YUYAさんはBMXを広めようとスクールも開いていて、選手の育成にも力を入れている。 YUYAさん:BMXはバランス競技なので、普通のスポーツと違う。体幹とか筋力とかいろいろ使ったりするんで。年齢も幅広く、性別関係なく、色んな人に楽しんでもらえてます。 かっこいいというのもあるし、ファッションスポーツ。おしゃれであったり。 12歳の時にBMXに出会ったYUYAさん。これまで数々の優勝を果たし、日本ランキング4位になるなど活躍してきた。しかし…。 20歳の頃、交通事故で生死の境をさまよう大けがを負ったのだ。全身10カ所以上を骨折、眼球もまひして動かなくなった。 医師からは「BMXに乗れるまで回復するのは難しい」と言われた。 それでもYUYAさんは…。 YUYAさん:早くチャリ(BMX)乗るわ。ヤバいはずや。 当時について、YUYAさんは次のように語った。 YUYAさん:生きていただけでも奇跡とか、良かったっていわれていたんですけど、めっちゃすごい奴になれる気しかしなくて。まず『BMXには絶対乗れる』と思っていました。 “もう一度BMXに乗りたい…”。その思いだけが支えだったリハビリ。 そして事故から一年後、再びBMXの世界に帰ってきた。 観客を魅了するパフォーマーとして、各地のイベントで大活躍。生計を立てられるまで復活を遂げたのだ。
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