【富裕層を真似る】お金持ちは何にいくらお金を使う?資産1億円超の富裕層が増加中
日本で富裕層が増え続けている理由
日本では年々富裕層が増えていますが、その一つとして日本の経済成長が考えられます。 その他、相続や贈与による影響も考えられるでしょう。 ●相続によって資産が増える構造 三井住友トラスト・資産のミライ研究所が実施したアンケート調査によると、「相続を受けたことがある」と回答した人の相続資産規模は平均で2346万円でした。 ・20~29歳:906万円 ・30~39歳:2628万円 ・40~49歳:1677万円 ・50~59歳:2850万円 ・60~69歳:2463万円 ・平均:2346万円 少子高齢化が進む現代において、兄弟姉妹の数が少なくなる傾向があります。一人っ子が増えることで、資産の受け渡しが一人に集中しやすいといえるでしょう。 これまで分散されていた相続が、1人に集中することで富裕層の仲間入りを果たす人もいると考えられます。 参考までに、相続した資産種別にも見てみましょう。 「現預金」が含まれていた方が約7割、不動産(住居)、不動産(土地)などが含まれていた方がそれぞれ約4割という結果になりました。 「株式」や「債券」「投資信託」などの金融商品を相続している人も多いようです。 現金以外が相続財産に含まれていると、日本の経済成長していくにつれて金融商品の価値が上昇し、結果として資産が大幅に増えると考えられます。 言い換えると、インフレや円安、日経平均株価の下落などの局面において、相続した資産をどのように管理していくのかを考えることが、今後いっそう重要になってくるでしょう。 <調査概要> ・三井住友トラスト・資産のミライ研究所「相続資産の規模と形態について」 ・対象年齢:20歳~69歳 ・回答者数:1766人 ・リリース公開日:2022年11月16日 次章からは、どのようにお金を使い、どのように守っていくといいのかについて、富裕層の共通点から学んでいきましょう。