【おむすび】神戸に帰ってきた米田家を迎える兵庫県出身キャストたち 制作統括が語る起用理由「当時の“手触り”大切に演じていただきたい」
兵庫県出身キャストは「自分が演じるからには」という気持ちで撮影に臨んだ
出演オファーをした際の兵庫県出身のキャストたちの反応をたずねると、 「もちろん皆さんそれぞれに違う体験、違う思いを持っていらっしゃいますが、『自分が演じるからには』という気持ちで撮影に臨んでくださっているのが伝わります。美佐江を演じるキムラ緑子さんは、当時震災の中心地にいたわけではないので『私が演じていいのでしょうか』とおっしゃっていて、役をオファーした当時から葛藤を抱えていらっしゃいました。それでも皆さんは、この物語の舞台である神戸での震災の記憶を伝えたいという思いは受け取ってくださって、それぞれにご自身の記憶も交えながら演じていただいています」 と、宇佐川さんは感慨深げに語った。多くの兵庫ゆかりのキャストの力も借りて、今後も丁寧に描かれていく「神戸の人々の心の復興」を見守りたい。 (まいどなニュース特約・佐野 華英)
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