圧巻の世界観。カボチャ愛が止まらない店主が営むスイーツ店「カボチャ」(三軒茶屋)
2006年に三軒茶屋に自身のお店をオープン。最初はカボチャ専門店ではなく、ケーキ屋さんから始めたのだとか。
カボチャ専門店としての道のり
宮本さん 「最初からカボチャ専門店としてお店を出したかったのですが、その当時専門店自体がなかったこともあり、普通のケーキ屋さんとしてオープンしました。それでもカボチャのチーズケーキやモンブランなどかぼちゃスイーツを通年で販売してました。しかし自分が苦手なフルーツタルトとか置いているのが嫌で、大好きなカボチャ一本にしました」
タルトとかショートケーキが好きだった常連さんもたくさんいて、辞める勇気もなかなか出なかったという宮本さん。それでもカボチャ好きが勝り、2020年に同エリアに移転オープン。イートイン席を併設したカボチャ専門店に。夏場はカボチャをかき氷のソースとして提供するなど、お客様を飽きさせない工夫が随所に感じます。
皮まで食べられる。看板商品「カボチャの焼きプリン」の魅力
同店の名物となっているのが「カボチャの焼きプリン」。“栄養価の高いカボチャの皮を一緒に食べてもらえるようなものを作りたい”という想いから誕生。形が崩れないようにアルミホイルで丸ごと包み込んで焼いたり、一日寝かしたりと手間暇かかる逸品。皮、カスタードクリーム、濃厚カボチャプリンの3層で、皮まですーっとフォークが入る柔らかさ。ねっとりホクホク感に、甘さも控えめなのでカボチャの風味を存分に堪能できます。途中で味変に付属のメープルシロップをかけて食べるのがおすすめ。
この時期ならでは。余計なものは一切いれない「カボチャスープ」
冬の時期になると登場するこちら。ひとつまみの塩と胡椒だけの100%カボチャスープ。ブイヨンや玉ねぎなど一切入れず、カボチャの濃さを演出。水も入っていなく豆乳で伸ばしているそうで、固まらないように温度を測りながら作られるこだわりっぷり。中には素揚げのカボチャも入っていてボリューミーでカボチャ好きにはたまらない味わい。 どこを見渡してもカボチャを使ったスイーツが並ぶ唯一無二のお店。ぜひカボチャの世界観を堪能してみてくださいね。 About Shop カボチャ 東京都世田谷区若林1-7-1 営業時間:水~土 10:00~売れ切れ次第閉店、火・日 10:00~19:00 定休日:月 Instagram:@kabocha2_38_10
ウフ。編集部 西脇拓馬