【祝・山の日】浅間山がパノラマで望める!絶景の軽井沢の別荘は北欧家具のインテリアも魅力
日本有数の別荘地、軽井沢の小高い山の頂上に立つこの別荘は、浅間山を借景に立つ絶好のロケーションです。 別荘建築の経験豊富な建築家、高橋昌宏さんの設計力に加え、北欧の家具や照明が別荘の魅力をさらに高めています。 【写真集で見る】目の前に浅間山の絶景が!軽井沢の別荘は北欧家具のコレクションも必見
建築家も絶賛する浅間山を望む最高の敷地
「この別荘のプランで最も重視したのがフレーミングです。目の前に広がる浅間山をどのように開口で切り取るか、そこから設計を始めました」 建築家の高橋昌宏さんは、軽井沢だけでも約60棟の別荘を手がけた経験をもつ別荘建築のエキスパートです。 その高橋さんが「これほど浅間山が美しく見事に見える敷地はめったにないでしょう」と絶賛する敷地は、浅間山がなだらかな裾野まで含んだ美しいプロポーションで見える絶好のロケーションにあります。
わずか10㎝の窓の高さで眺望の優劣が決まる
高橋さんはまず、ゲストを招いてパーティも行うパブリックなLDKを、開口が浅間山に正対する角度で計画しました。窓の大きさ、縦横比には、高橋さんの豊富な経験が生かされています。 「窓の高さは2.7mにしました。あと10㎝高くすることもできましたが、パノラミックに景色を切り取ったほうが、裾野まで浅間山が見えるこの別荘の魅力をより引き出せるのです」 わずか10㎝の差が、景色の印象に大きく左右すると高橋さんはいいます。
名作家具はオーナーの数多くのコレクションから厳選
開口の計画を綿密に行うことがいかに重要かは先に述べたとおりですが、ここで過ごす人は開口の手前にある建材や家具、照明と共に景色を見ることになります。 ここでは窓際に景色を眺めながらくつろぐために、ハンス・ウェグナーの「パパ&ママ ベアチェア」の2タイプと「イージーチェア」、オーレ・ヴァンシャーのロッキングチェアが配されています。 これらはすべてヴィンテージ。オーナーであるkさんが、都内の住まいで使っていた数多くあるコレクションのなかから、この空間にふさわしい機能とデザインのものを自ら厳選しました。
モダンとナチュラルをつなぐ北欧デザイン
「軽井沢の別荘に数多くの家具を納品してきましたが、北欧家具はデザイン性が高くインテリアの主役になりつつ、他の家具や建築、建材、そして景色ともなじむ懐の深さがあります」。 高橋さんは、実際に北欧のアイテムが空間に並ぶ様を見て感じたといいます。 LDKのグレーのL字型ソファはボーコンセプトのもので、ダイニングは日本のエリアのオリジナル。 モダンなデザインと木の質感を生かしたナチュラルなデザインのつなぎ役を、北欧の家具や照明が担っています。