軽い、焦げ付かない、手入れも楽!私が日本から取り寄せてまでも欲しかった「使い勝手抜群のフライパン」【パリ在住・井筒麻三子】
人気YouTubeチャンネル「GOROGORO KITCHEN」のMamikoこと井筒麻三子さんが、パリでの家探しや新しい暮らし方を綴ります。 【画像】井筒さんが調べまくってたどり着いた理想のフライパン 私のインスタグラムを見てくださっている方はよくご存知だと思うが、毎年日本に一時帰国するたびに、ものすごい量の荷物を持ち帰っている。あまりの大荷物なため、過去に数回税関で止められたことがあるほど(でも今のところ一度もお咎めはなし)。実はその大量の荷物の中に忍ばせて、数年に1度持ち帰っていたものがあった。フッ素加工のフライパンである。 私がフライパンを探す際のポイントは、サイズは28cmで深型、とにかく軽くてこびりつかないこと。ほぼ毎日使うものなので、見てくれよりも使い勝手最優先だ。そういった条件をクリアして、数年前に持ち帰ってきたフライパンはマーブルコートのものだった。 しかしフッ素加工フライパンの難点は、数年も経つと加工がはげてくること。金属のヘラなどは使わないなど、大事に使っていたつもりだったが、マーブルコートのフライパンも御多分に洩れず傷が目立つようになってきていた。 軽いものを買うとはいえ、それなりに重さはあるし嵩張るのがフライパン。そろそろフランスで探してみたほうがいいかな、と思って検索してみたのだが……。 「軽いフライパン」というものがどこにもない。そもそも、「軽い」という言葉で検索をかけても、引っかからないのだ。フランス人はフライパンに軽さを求めないらしい。良いとされるアイテムを片っ端から調べては重さを確認したけれど、1kg以下のフライパンは皆無だった。フランス人女性は皆、腕力に自信ありということなのだろうか……?
ちょうどその直後、料理教室を主催している友人に会った。レシピを開発するのに腕を使い過ぎて、パンパンになっているという話を聞き、思わず「フランスって、軽いフライパンないよね。日本だと軽いかどうかがウリだったりするのに」とぼやいてしまった。フランスに長い事住んでいる彼女は、日本のフライパン事情を知らなかったらしく「え、そうなの!? じゃあ日本のアマゾンから取り寄せよう!」。そんなことができるとはつゆ知らずだったのだが、うまく品物を組み合わせるとそこまで高くない送料で、迅速に送ってもらえるのだという。 撮影/Yas
井筒 麻三子