達人流!エアブラシのトラブルレスキューQ&A【達人のプラモ術<エアブラシ編>】
▼タミヤ「エアーブラシ用フィルター」(2090円) エアブラシとホースの間に接続することで、水分とホコリがエアブラシに侵入するのを防げる簡易フィオルター。「HGエアーブラシ」「エアーブラシライト」をはじめ、他社のエアブラシにも装着可能。本体がクリヤーブルーなので水が溜まっても視認しやすい。内部に溜まった水分はバルブを押すだけで排出できる。 ▼ウェーブ「HG スパイラルエアホース」(1980円) ホースが透明なので、結露した水を確認しやすい
【Q5】金属色を吹いたあと洗浄したのに、いつまでも金属粒子が取れない!
エアブラシでシルバーなどメタリック色を吹いたあと、しっかりと洗浄したにも関わらず、次にカップに入れた色に金属粒子が混ざってしまう。特にシルバーのあと黒色を塗装したような場合、塗装にシルバー粒子が混ざってしまうといったトラブルがあります。 エアブラシクリーナーなどを使ってしっかり洗浄したのに、銀の粒子がなかなか取れない。これも困ったものですよね。特にダーク系のソリッドカラーで仕上げたいカーモデルのボディに粒子が混ざってしまうのは最悪です。
A:濃い塗料でしつこい金属粒子を絡めて排出!
シルバーやゴールドなどのメタリック色は、金属粒子が含まれているため、エアブラシクリーナーやツールクリーナーを使っても通常のうがい洗浄ではなかなか取れません。エアブラシメンテナンスキット使っての完全分解洗浄という手もありますが、これも扱い慣れていないと、ニードルを曲げたり、ノズルを潰してしまったりといったトラブルの原因になるので、ビギナーユーザーにはあまりオススメできません。 塗装に気を使うカーモデラーに中には、エアブラシをソリッド系カラー専用とメタリック色専用を使い分けてる人もいます。詰まる所、それくらい洗浄が厄介だということです。 でもそのためにエアブラシをもうひとつ購入というのも懐に痛いですよね。 実はエアブラシ内部にこびりついた銀粒子は、意外な方法で落とすことができます。 通常のうがい洗浄を行ったあとに、ビン入りサーフェイサーや、艶消しのグレーなどを1%~5%程度の希釈。塗料カップに1/4程度入れて、一度うがい撹拌したあと、塗料をそのまま捨て吹きします。 こうすることで、濃い塗料が金属粒子を絡め取り、エアブラシ内をキレイにしてくれるというワケです。 吹き捨てに使う塗料の濃度は、エアブラシの口径にもよりますが、0.3mm以下の口径では塗料は濃い目を維持しつつ、エア圧を高めにして吹くと良いでしょう。 捨て吹きが終わったら、改めてうがい洗浄してやればまずほとんどの粒子は取れているはずです。綺麗にならないと悩んでいる方はぜひ試してみてください。 ▼Mr.ホビー「Mr.サーフェイサー 1000(ビンタイプ)」(374円)