5年ぶりの日本女子オープン会場でも祝福の嵐 安田祐香「やっとスタートライン」
◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 事前(24日)◇大利根CC 西コース(茨城)◇6845yd(パー72) 【画像】安田祐香の初優勝ギア 前週「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で待望のツアー初優勝を飾った安田祐香は、改めて喜びを実感しているところかもしれない。スマートフォンにはお祝いのメッセージが殺到。小学校時代に出演したテレビ番組のゴルフ対決企画で戦ったことがあるというお笑い芸人の千鳥・ノブさんからもフォローし合っているインスタグラムで祝福してもらったそうだ。 ことし7月に亡くなった恩師である坂田信弘さんの長男で、大手前大ゴルフ部の監督を務める雅樹さんとも電話でやり取りをした。「『ちょっと肩の荷が下りたね』みたいな感じでした。また、(信弘さんにも)改めて報告したい」とかみ締めるように話す。 今週のコースに入っても、すれ違うツアー仲間や関係者が握手を求め、「おめでとう」「良かったね」と声をかけてくれる。それでも、アマチュア時代から大きな期待を集めてきた23歳は表情を引き締める。 「先週も上位で争いたい気持ちは強かったですけど、『まさか…』という感じでもあった。やっとスタートライン。また、スイングとかもいろいろ向き合わないといけない。やることはいっぱいかな」。前週は悪天候の中でのプレーで、気温も低かった。スイングのリズム、身体を大きく使う動きに影響が残らないよう見つめ直す必要があるという。 アマ時代に2017年から3年連続で出場していた日本ツアー最高峰の大会には、プロとして初めての参戦になる。2017年に「日本女子アマ」を勝っており、2冠となれば清元登子、服部道子、宮里藍、諸見里しのぶ、宮里美香、勝みなみに続く史上7人目。「名前を見ると、すごいプロばかり。(出場する以上)私も優勝は目指しますけど、まずはベストを尽くして頑張ります」と静かに意気込んだ。(茨城県坂東市/亀山泰宏)