【高校野球】センバツ出場確実の東海大札幌が始動 プロ注目左腕・矢吹太寛「夏までに150キロ」
3月18日に開幕する第97回センバツ高校野球大会(甲子園)への出場を確実にしている東海大札幌が7日、札幌市内の同校室内練習場所で新年初の全体練習を行った。昨年11月の明治神宮大会でも好投したプロ注目左腕・矢吹太寛(たお)投手(2年)は最速150キロとエースナンバー奪取を誓った。 美容師の父に整えてもらった丸刈り姿で、矢吹が高校野球ラストイヤーをスタート。「チームは春夏連覇。個人では負けないエースになる。センバツや夏の結果次第で進路を考えていきたい」と決意をにじませた。 明治神宮大会は2試合に登板した。1回戦・大垣日大戦は先発で4回、準々決勝・広島商戦は2番手で登板し3回、計7イニングを無失点。「コース、高さを投げ切れれば打ち取ることができた」と手応えを得た一方、体格と球速で全国トップクラスとの差を感じた。 同大会以降は食事回数を1日5、6回に増やし、早くも体重は2キロアップ。現在の71キロからセンバツまでに「75、6キロにしたい」と目標を口にする。また、現在の直球の最速は144キロで、「夏までに150キロを出したい」と大台に目線を向けている。 大車輪の活躍を見せた昨秋の背番号は「7」。「1」を背負った高橋英汰投手(2年)とのライバル関係はまだまだ続くが、「個人の競争を意識してきたい。自分が背番号1をつける」と闘志を燃やしていた。
報知新聞社