犬が食器台を使う場合、食べやすい高さの目安ってあるの?
犬に食器台を使ってごはんや水を与える場合、犬の口元がどれくらいの高さになるように調節してあげると食べやすくなるのでしょうか? 【写真】食器台の前に座るポメラニアン 「犬が食器台を使うメリットと食べやすい高さの目安」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。
犬に食事や水を与えるときに食器台を使うメリット
犬に食事や水を与えるとき、食器台(餌台)は必須というわけではありませんが、使用することで多くのメリットがあります。 主なメリットとしては、犬の身体、特に首への負担を軽減して食べやすい体勢をサポートすることができます。老齢犬や首に痛みのある犬には食器台を使うことで食べやすい姿勢を作ることができるため効果的です。
犬が食器台を使うことで予防できること
犬に食事を与えたり水を飲ませる際に食器台を使用すると、誤嚥や吐き戻しのリスクを軽減したり、ヘルニアや腰痛、関節炎などを患っているコに対しては食事の姿勢をとる負担を軽減することができるため役立ちます。 また、こういった犬の症状は飼い主さんが気がつきにくいものでもあるため、食欲が落ちていたコに対しての食欲低下の解決となる可能性もあります。
犬が食べやすい理想的な高さとは?
犬といっても体の大きさや犬種の特徴などの違いはありますが、犬が食事をしたり水を飲むときの理想的な高さは犬の口の高さと同じであるか、そこから10cmほど低い位置を目安にできればよいと思います。 犬の食べやすい高さが分かりにくいという方は、愛犬の肩の高さを目安にするとよいでしょう。
犬の食器台を選ぶときのポイント
犬の食器台を選ぶ際は、愛犬の体格に合った高さと安定性があることが重要です。 またそのコの性格や生活パターンに合わせてガタガタと動かない程度の重さがあるか、水をすぐ横に並べて置くことができるか、お手入れが楽な素材かなどの条件を上手に組み合わせるとよいと思います。 毎日のことだからこそ、愛犬が食べやすい環境を整えてあげたいですね。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生) 取材・文/maki ※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
いぬのきもちWeb編集室