加藤愛アナが岐阜市の愛されフード『パイパイパイ』を調査! 名前も食感もユニークな昭和に生まれた新感覚ジェラート
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『岐阜市』の『パイパイパイ』です。 【動画はコチラ】ほぼ岐阜市の愛されフード『パイパイパイ』をいただきます!【チャント!】
"しっとり"と"さっくり"が同居するパイ入りジェラート
聞き込みによると、『パイパイパイ』はアッサリしたバニラアイスに焼き上げたパイが練り込まれた"パイのジェラート"。『ラコント』という店の看板商品だとか。おじゃました『ゴトーヤ ドルチェ ラコント』は、"後藤家"という老舗日本料理店が営むジェラート専門店で、常時20種類ほどの手作りジェラートが並びます。中でも、ダントツの人気が『パイパイパイ』。パイ生地を何層にも重ねたミルフィーユ仕立てのジェラートです。 早速いただくと、濃厚なミルク味のジェラートの中にしっとり食感とさっくり食感のパイが同居。「ミルク味なんだけど、ただのミルクじゃない…コクみたいなものを感じますね」と加藤アナは味わいます。
名脇役にスポット? ユニークな名前が生まれたわけは?
コクの秘密は、岐阜県関市の"関牛乳"を使用していること。まるで搾りたてのような濃厚さと甘みが特徴のおいしい牛乳を味わってもらいたいため、バニラエッセンスや香料など一切使わずに"ミルクジェラート"を作っています。これをベースにパイを入れていきますが、その理由は"ミルクジェラートのおいしさを引き立てるため"だとか。 ジェラートに加える前のパイを加藤アナが特別にいただいてみると、「バターの香りはすごくするんですけど、このまま食べるとちょっと味気ないかな…」と素直な感想。実は、パイは食感が目的で、ミルクジェラートに合うようにあえて味はほぼ付けていないとのこと。 その作り方は、金属の容器にミルクジェラートとパイを交互に敷き詰めていきます。最後に乗せる3層目のパイがサクサク感となり、途中にある層がジェラートの水分を吸ってシットリ感が生まれるのです。このようにパイを3層にして作ることから『パイパイパイ』というユニークな名前となりました。
『パイパイパイ』で「ジェラートって何?」を払拭
ジェラート店は、本場イタリアでジェラートに出会ったのを機に、昭和60年(1985年)にオープン。当時は「ジェラートって何?」という時代で、そのおいしさを知ってもらうため、ミルフィーユをイメージしたケーキのようなジェラート『パイパイパイ』を考案しました。アイスクリーム専門店さえ珍しかった時代に始めた岐阜県初のジェラート専門店は、徐々にお客さんが増えて、休日には1000人に及ぶほどに。そのきっかけとなった『パイパイパイ』は、やがて岐阜市の愛されスイーツとなりました。 (CBCテレビ「チャント!」7月18日(木)放送より)
CBCテレビ