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東京・調布市で10月27日、マンションの駐輪場から形見のロードバイクが盗まれる事件が起きた。防犯カメラにはキャップを被った男がわずか約30秒でロードバイクを持ち去る一部始終が残されていた。警察は窃盗事件として、男の行方を追っている。 【画像】“形見ドロボー”がわずか約30秒でロードバイクを持ち去る一部始終（合計7枚）

犯行時間はわずか“約30秒”…形見のロードバイクを盗む男

東京・調布市のマンションの駐輪場で10月27日深夜、カメラが捉えたのは、形見のロードバイクを盗む自転車ドロボーだ。 辺りが静まり返った午前1時頃、キャップを被ったジャージ姿の男が現れた。何台もの自転車が止められている中、迷うことなく向かった先は、2段目のラックに鍵を掛けて止めてあったロードバイクだった。 そして男は手を伸ばし、ロードバイクを軽々と持ち上げると、そそくさと持ち帰っていったのだ。犯行時間は約30秒だった。 被害者は、「そのままスーッと持って行ってる。ぱっと見若いです。30代前後とか、他にもロードバイク止まっているんですよ。にも関わらずものを持って行ったので『あ、もう狙ったな』というのは分かりましたね」と、当時の状況を語った。

唯一無二のロードバイク…窃盗事件として捜査

さらに盗まれたのは、他に代え難い唯一無二のロードバイクだったという。 被害者は「友人のお母さんから、（亡くなる前）最後に買ってもらったやつを、使わないとかわいそうだからというので（友人から）貸して頂いて使っていた。もう怒りですよね。怒りだけですよね」と心境を語った。 ロードバイクは、友人の母親の形見だった。男性はすぐに被害届を提出し、警視庁は窃盗事件として逃げた“形見ドロボー”の行方を追っている。 （「イット!」11月21日放送より）