NYのファッションアイコン、アイリス・アプフェルが102歳で逝去…華麗なキャリアを写真で振り返る!
102歳のニューヨーク在住の高齢セレブでInstagramでは300万人のフォロワーを持つインフルエンサーのアイリス・アプフェルが、3月1日の夜にこの世を去った。彼女のキャリアを振り返ってみよう。 【写真】アイリス・アプフェルのファッションを振り返る 102歳のアイリス・アプフェルが亡くなったのは、パリ・ファッションウィークの真っ最中だった。ニューヨークのファッションアイコンは、個性的で奇抜なファッションで知られ、Instagramでも300万人のユーザーにフォローされている。3月1日の夜に彼女の死が発表されたのもInstagramで、セレブやファッション関係者から多くの反応が寄せられた。モスキーノの元アーティスティック・ディレクター、ジェレミー・スコットは「アイコン、伝説」と投稿した。ニューヨーク・シティ(@newyorkcity)のインスタグラマー、リズ・エスワインは「最高にファビュラス」と書き込んだ。 アイリス・アプフェルはその長い生涯を通じて、ファッションとスタイルの歴史にその足跡を残してきた。オーバーサイズの丸眼鏡、カラフルなコート、派手なネックレスでおなじみの彼女は、2022年に100歳の誕生日を迎えるにあたり、H&Mとコラボレーションし、カプセルコレクションを発表した。「良いスタイルの鍵は、自分が誰であるかを知ること。自分らしく服を着て初めて自由に考えることができる」とそのプロモーションビデオで語っていた。アイリス・アプフェルによれば、自由なファッションこそが「幸せな長生きの秘訣」であり、彼女は2023年末に自身の著書『Colorful(カラフル)』の表紙を披露した。この本は2024年8月に発売予定だ。
「いいの、それぞれスタイルがあるのだから!」
1921年8月29日、クイーンズ区のユダヤ人家庭に生まれたアイリス・アプフェルは、ファッション・ビジネスウーマンとしてだけでなく、インテリアデザインにも傾倒していた。マンハッタンの中心に位置する彼女のアパートは、洋服、アート、デザインに対する彼女のパッションが融合する空間だ。94歳になっても、彼女はファッションショーの最前列に姿を見せた。「私にはルールがないの。トレンドもルールもない」と2016年、彼女はシトロエンの広告で語った。「ある日、こんなことを言われたの。『あなたは美しくないし、これからも美しくない。』でもいいの、それぞれスタイルがあるのだから!」と付け加えた。
text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr)