大谷翔平（AP）

◇２６日（日本時間２７日）　ワールドシリーズ第２戦　ドジャース４―２ヤンキース（ロサンゼルス） ◆この瞬間？大谷翔平、盗塁で左肩を痛める【動画】 　ドジャースは地元のワールドシリーズ（ＷＳ）第２戦でヤンキースに逃げ切り勝ちし、シリーズを連勝発進。大谷翔平選手（３０）は３打数無安打で四球と三振が一つずつあった。 　大谷は７回に四球で出塁すると、２死から二盗を敢行したが、捕手の送球をかいくぐろうと二塁ベースの外側からヘッドスライディングした際、左肩を痛めてもん絶。顔をしかめて痛みに耐える姿を、全米中継局ＦＯＸがアップで抜いた。 　このとき、信じられない光景がヤンキースの本拠地ニューヨークで繰り広げられていた。このシーンをニューヨークの有名なスポーツバー『ビリーズ』で撮影した動画をファンがＳＮＳにアップ。大谷が苦悶（くもん）にゆがむ表情を浮かべる中、歓声を上げる者や、ガッツポーズして右手を掲げる者もいれば、ピンストライプの背番号「２０」のユニホームに袖を通した男性ファンは歓喜の雄たけびを挙げ、巨大なモニターに向かって中指を立てる禁断のジェスチャーまでしてみせた。 　これに、米メディアのバーストゥールスポーツは「見下げ果てたヤンキースファンたち、大谷翔平のけがに歓喜。悲しい光景」の見出しで「だから『ヤンキースファンは世界最悪か』という論争まで起きてしまう」と一刀両断した。 　この問題の動画に、米ＳＮＳのファンからも「何と下品なゴミども。ヤンキースファンは最悪だとみんなから憎まれるのもむべなきかな」「真のヤンキースファンは野球好きだが、こういうばか騒ぎする獣どもがヤンキースファンの評判をおとしめる」「『ヤンキースはこのせいで負ける』。ここにアンダーラインを引いておけ」と憤る声が上がれば、「やっぱりヤンキースファンはスポーツ界で最高に上品だな」「『対戦相手がケガしたとき、ドジャースファンはこれと同じ行為はしない』なんてふりをするのはやめようぜ」などと皮肉るポストもあった。　（写真はＡＰ）