川﨑春花が7バーディノーボギーで単独首位に! 「ミネベアミツミレディス」2日目をプロがレポート
「ミネベアミツミレディス」の2日目、午前スタートで出た川﨑春花が65でプレーしトータル11アンダーで首位に躍り出た。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からのレポートをお届けします。 川﨑春花のお気に入りの1本「SIMグローレ」ドライバーの写真はこちらから
予報通り16時少し前から雨が降ってきています。午前スタートは5.2メートルの風のなか、スコアを伸ばす選手が続出しました。ラフが長くなくグリーンが止まるコンディションだと北海道の洋芝であっても伸ばし合いの展開になるのが現在の女子ツアーのレベルの高さなのでしょう。 川﨑春花選手は、ショット、パットともに見事に噛み合い7バーディノーボギーの65と初日の4アンダー8位タイから一気にスコアボードを駆け上がり単独首位に躍り出ました。
「小さいグリーンが好き」という理由は「ロングパットが残らないから(笑)」とラウンド後の囲み会見では話しました。ショットの調子はそこまで良いと言えないそうですが、2メートル以内を4回、4メートルを2回、10メートルと1回とチャンスのパットをしっかりと決められたようです。
川﨑選手といえば、高校1年生から使い続けるテーラーメイド「SIMグローレ」のドライバーです。左ドッグレッグホールではドロー、右ドッグレッグではストレートめにと、ドローの持ち球を操る操作性の良さが「狭いホールでも怖がらずに打てる」と現在でもエースドライバーとして活躍しています。我々はつい最新モデルを使いたくなるものですが、自分にとってフェアウェイを外さないコントロール性や操作性を持つドライバーこそエースドライバーなのだと教えてくれているようです。
続いて同じく午前スタート組で68でプレーし7アンダーまでスコアを伸ばした河本結選手。今季はQTランク4位の資格で参戦し第1回のリランキングでは724.13ポイントを稼ぎ堂々の1位とシード権も確実なものにしています。 今季のパーオン率は36位ですが、パーオンホールのパット数が1位なのでパーオン率が上がれば必然的に上位争いできる状態が続いています。風の強いなかでしっかりとスコアを伸ばせたことで明日以降の優勝争いの最前線に浮上しました。 午後スタート組は風と16時頃から降り出した雨の影響もあり大きくスコアを伸ばし上位に上がってきた選手はいないようです。 11アンダーに川﨑春花、2位には8アンダー櫻井心那、7アンダー河本結、6アンダーに吉本ひかる、神谷そら、小祝さくら、高橋彩華、藤田さいき、堀琴音、尾関彩美悠と混戦になっています。ムービングサタデーの3日目にスコアを伸ばして来る選手は誰になるでしょうか。明日も現地からのレポートをお届けします。 写真/中村修
プロゴルファー・中村修
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